賃貸OK!ラブリコと野地板を使った木の壁の作り方

ラブリコと野地板を使った賃貸向け木の壁DIYのアイキャッチ画像

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賃貸マンションでも壁や床を傷つけずに木の壁を作りたいなら、「ラブリコ(LABRICO)2×4アジャスター」+「野地板」の組み合わせがおすすめです。

例えばこの部屋も…

何もしていない賃貸マンション
Before
After

ごく普通の賃貸の一室が、DIYでこんなに雰囲気のある空間に変わります!

しかも壁や床を傷つけないので、引っ越しのときも簡単に原状回復できて安心です。

ウォーキー

DIY初心者にもオススメ!

そこでこの記事では、「ラブリコ(LABRICO)2×4アジャスター」+「野地板」を使った木の壁の作り方を紹介します。

この記事でわかること
  • ラブリコを使った木の壁DIYに必要な道具と材料
  • ラブリコで作る木の壁の具体的な手順
  • 木の壁を活用した収納・インテリアの実例

DIY初心者でも心配無用。この記事を読めば誰でも安心してチャレンジできます!

タップできる目次

ラブリコと野地板で作るメリット

「ラブリコ(LABRICO)2×4アジャスター」と「野地板」を組み合わせれば、賃貸マンションでも壁や床を傷つけずに木の壁を作ることができます。

ラブリコと野地板を使った木の壁DIYのメリットは次のとおりです。

ラブリコ×野地板のメリット
  • 賃貸でも壁や床を傷つけない
  • 低予算で部屋の雰囲気をガラッと変えられる
  • 棚やフックを取り付ければ収納力アップ
  • 簡単に原状回復が可能

やはり最大の魅力は、ホームセンターで手に入る材料だけで壁や床を傷つけずにセルフリノベーションができること

「野地板」を使うことで部屋の雰囲気が一気に変わり、まるでガレージやカフェのようなお洒落な空間を演出できます。

棚やフックを組み合わせれば収納とインテリアを両立した壁面活用でき、アイデア次第でDIYの幅が無限に広がります。

ラブリコで木の壁を作る材料

「ラブリコ(LABRICO)2×4アジャスター」と「野地板」を使った木の壁DIYに必要な材料をまとめました。

材料一覧
  • ラブリコ 2×4アジャスター
  • 2×4材(SPF)
  • 野地板(杉)
  • 塗料(ワトコオイル)
  • ビス

これらの材料について、それぞれの特徴や選び方のポイントを詳しく解説します。

ラブリコ(LABRICO)2×4アジャスター

ラブリコ(LABRICO)アジャスター

ラブリコ(LABRICO)2×4アジャスター」は、2×4材を床と天井に突っ張るだけで柱を立てられる便利アイテムです。

賃貸マンションでも壁や床を傷つけずに柱を設置できるのが最大の魅力。

木の壁DIYの「基礎」となるパーツで、設置した柱に板を貼ったり棚をつけたり自由にアレンジできます。

ラブリコを使った木の壁DIY以外の実例は「ラブリコ 2×4アジャスターの使い方|賃貸でもできる棚や壁の実例集」で詳しく紹介しています。

2×4材(SPF)

2×4材(SPF材)

ラブリコで木の壁を作る際に欠かせないのが 「2×4材(SPF材)」です。床から天井まで突っ張る柱として使い、壁となる板をしっかり支える役割を果たします。

SPF材はホームセンターで安価に手に入り、加工もしやすいためDIY初心者でも扱いやすい木材として人気があります。

また、塗装によって好みの色に仕上げられるので、部屋の雰囲気に合わせたカスタマイズも自由自在です。

ただしSPF材は初心者でも扱いやすい反面、選び方を誤ると仕上がりに大きな差が出てしまいます。

木の壁DIYの「基礎」となる材料だからこそ、次の点を意識してしっかり見極めましょう。

選ぶときの注意点
  • 反りや曲がりの少ないものを選ぶ
  • 節(ふし)が少ないものを選ぶ
  • 天井高より余分に買う

これらの注意点を押さえておけば、仕上がりの美しさと耐久性を両立した木の壁を作ることができます。

野地板(杉)

野地板(杉)

木の壁DIYで壁面を覆う板材として活躍するのが 「野地板(杉) 」です。

軽くて柔らかく、大量に購入しても比較的安価なため、雰囲気ある壁を予算を抑えて作りたい人におすすめです。

ホ―ムセンターで購入したままの未処理の板でも雰囲気は出ますが、以下の処理を加えると仕上がりがぐっと良くなります。

野地板を扱うときのポイント
  • 表面・角が粗い板は必ずサンディングして滑らかにする
  • 板が完全に乾燥していないものは風通しの良い場所で乾燥させる
  • 予算に余裕があるなら下処理済みの野地板を選ぶ

野地板は処理次第で仕上がりが劇的に変わります。丁寧に手を加えることで、まるでプロのような質感ある木の壁が実現します。

塗料(ワトコオイル)

木の壁DIYの仕上がりを大きく左右するのが野地板の塗装に使用する「塗料」です。選ぶ塗料によって木の壁の仕上がりや雰囲気は大きく変わります

この記事では「ワトコオイル(ダークウォルナット)」を使用しています。

ワトコオイルは浸透性が高く、杉の野地板にもなじみやすく扱いやすいのが特徴です。実際にDIYで使ってみても、塗りやすくムラになりにくいため初心者でも仕上げやすい印象があります。

一方、自然塗料を重視するなら「オスモカラー ウッドワックス」もおすすめです。オスモカラーは植物油と植物ワックスが主成分で、撥水性や防汚性に優れています。

ただし塗装作業面でいうと野地板との相性はいまいちで、塗布にかなり手間がかかります。

個人的には杉の野地板にはワトコオイルのほうが扱いやすいと感じていますが、耐久性や安心感を重視するならオスモカラーもありです。

ビス

野地板を2×4材に固定する際には、柔らかい木材でも割れにくい「スリムねじ」がおすすめです。杉の野地板のように柔らかい木材は通常のビスだと割れやすいため、スリムタイプを選ぶと安心です。

2×4材の厚さは38mmなので、38mm以内の長さのビスを選ぶのが基本です。長すぎると貫通の恐れがあるため注意しましょう。

ラブリコを使った木の壁の作り方

次はいよいよ実践編として、ラブリコを使った木の壁の作り方をステップごとに紹介します。

手順をしっかり踏めば、賃貸でも安心して取り組めるクオリティの高い木の壁が完成します!

STEP
図面を作る
ラブリコ(LABRICO)で作る木の壁の図面

まずは木の壁に必要な材料を割りだすために図面を作ります。

僕はPCで作りますが、手書きでもかまいません。

図面を作る目的は2つ。

  1. 野地板の長さと必要な枚数を知る
  2. 2×4材の長さと必要な本数を知る

購販売している野地板のサイズをあらかじめ調べておき、図面に落とし込んで野地板が何枚必要なのかを割りだしましょう。

2×4材の長さは、「設置する場所の床から天井までの高さ」-「95mm」で割りだすことができます。

高さが2000mmの場合は1905mm

2×4材の本数は求める強度によっても変わりますが、野地板1枚の長編に対して2.5〜3本を目安にしています。

STEP
木材をカットする

野地板と2×4材を図面通りのサイズでカットします。

自分でカットするのが苦手な人は木材を購入したホームセンターでカットしてもらいましょう。

そのときに自分で作った図面を見せるとスムーズです。

STEP
野地板を乾燥させる

束で販売している野地板は未乾燥のものが多く、使用前にしっかりと乾燥させる必要があります。

野地板は乾燥時に反りやすいですが、多少の反りであれば2×4材に貼りつけることで矯正できます。

しかし、あまりにも反りすぎているとビス打ちするときに野地板が割れてしまいます。

野地板が反らないように、直射日光の当たらない風通しの良い場所で乾燥させるようにしてください。

STEP
野地板をサンディングする

未処理の野地板は表面や角がとても粗いので、必ずサンディングします。

表面の仕上がりに究極を求めるならプレナーやサンダーなどを使うことになりますが、DIYでは現実的ではないので「ハンドサンダー」がおすすめです。

手動なのでかなり体力は消耗しますが、頑張りましょう。

もし楽に仕上げたいというのであれば電動サンダーの導入を検討してください。

STEP
野地板を塗装する
野地板をワトコオイルで塗装する

サンディングが終わったら野地板を「ワトコオイル」で塗装します。

ハケを使ってたっぷりと野地板に塗り、余分な塗料はウェスなどで拭き取ります。

1度塗りでも十分すぎるくらいよく染まります。

2度塗りしてウェット研磨すると表面の仕上がりがとても綺麗になりますが、今回は木材の荒さを残したかったので1度塗りで終わりにしました。

すべての野地板を塗装したら24時間ほど乾燥させます。

塗りたては臭いが気になりますが、徐々に薄れていき最終的には無臭になるのでご安心ください。

2×4材はほとんど野地板で隠れるため全塗装する必要はありませんが、部分的に塗るのも気持ち悪いので全塗装しました。

STEP
2×4材で柱を立てる
ラブリコ(LABRICO)で2×4材を壁面に立てる

木の壁を作る壁面に「ラブリコ(LABRICO)2×4アジャスター」を使って2×4材を突っ張り柱を立てます。

今回は5本(野地板1枚あたり2.5本)の柱を立てました。

STEP
野地板を貼りつける
野地板をビスで貼りつける

立てた柱にビスで野地板を貼りつけます。

図面通りに下から順番に貼りつけていくとスムーズに作業が進みます。

ここで図面の正確さがものをいうので、あらかじめしっかり計画を練って図面を作りましょう。

野地板をすべて貼り終わったら完成です。

ラブリコ(LABRICO)アジャスターで作った木の壁

いかがでしょう、賃貸マンションとは思えないカッコよさです。

ラブリコで作った木の壁の収納例

木の壁の収納例

木の壁に棚やフックをつけることで、自由自在に収納スペースを作ることができます。

1×8材で作った棚

木の壁につけた棚板

「L型棚受」と1×8材(SPF材)を使用して棚を作りました。

棚の高さや位置は置くものによって自由に変更可能です。

失敗しても野地板にビス穴があいてしまう程度なので、何度でもやり直しができます。

個人的には野地板に傷が多いほうがかっこいいと思うので、無断に穴を開けてます。

イレクターパイプ作った棚

木の壁にイレクターパイプを使って作った棚

棚板をつけるだけでは物足りないという人におすすめなのが、「イレクターパイプ」を使って棚を作る方法です。

ガス管を使用したDIYが人気ですが、ガス管に比べると「イレクターパイプ」はかなり安価で購入できます。

アイアンペイントで塗装したイレクターパイプ

「アイアンペイント」で塗装するとインダストリアルな男前インテリア系の棚を作ることができます。

ガンラック

フックでディスプレイしたエアガン

「ツールダブルフック」を取りつけてエアガンをディスプレイすればガンラックも作れます。

木の壁とエアガンの相性は抜群です。

キャンプ用品収納

キャンプ用品はフックを使ってディスプレイしました。

頻繁にレイアウトを変える可能性があるキャンプ小物は、「ウッディパンチングボード」を使ってディスプレイしました。

まとめ

「ラブリコ(LABRICO)2×4アジャスター」を使うことで、賃貸マンションでも床や壁を傷つけることなくお洒落な木の壁を作ることができます。

木の壁を作ることで雰囲気だけでなく実用性もアップするので、賃貸マンションに住んでいる人はぜひ挑戦してみてください。

趣味部屋の全貌については「ルームツアー | 賃貸DIYで作れるおしゃれな趣味部屋」で解説しているので、賃貸DIYの参考にぜひご覧ください。

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